← 文庫トップゼロからの体験ツアーガイドラジオ📚 書斎

夏を甘く見るな

2026-07-16 ・ 再生30分 ・ 読了3分
インバウンド・ツアー地域ローカル
#134_甘く見てはいけない!真夏のガイドについての注意点
📚 プレイリスト
⚡ この回で得られること

1. 日本の夏を甘く見ていないか

毎年「こんなに暑かったっけ?」と言いながら夏を迎える。ガイドにとって真夏は命に関わる季節だ。
ユウキ 00:36
昨日、姉妹番組の収録で三重の伊勢志摩に行ってきたんですよ。緑が多いから涼しいかなと思ったら、朝から30度近くありましたね。
ヨシ 01:52
毎年ね、真夏になると「あれ、こんなに暑かったっけ?」って毎年言ってる気がします。
ユウキ 02:00
で、冬になったら「こんなに寒かったっけ?」って。日本は四季じゃなくて、今は夏と冬の2季になったのかもしれないですね。その差が激しい。
ヨシ 02:33
暑いって言うだけじゃなくて、命の危険もありますからね、本当に。

2. ツアー時間帯を戦略的に組む

一番暑い14〜16時を避けるだけで、ゲストの疲労感は劇的に変わる。
ヨシ 03:27
5月・6月の時点で7・8月のツアーを予約してくれる方がいるんですよ。そういうやり取りの中では必ず「日本の夏は想像以上に暑いですよ」と伝えて、旅程を一緒に考えます。
ヨシ 04:07
ツアーの時間をなるべく日中は避けた方がいいとお伝えして。僕のカスタムツアーは5時間コースですが、夏は朝8時〜13時スタートにしています。14時・15時・16時の一番暑い時間帯を外すためです。
ヨシ 05:00
8〜9時の早い時間に明治神宮や築地市場など屋外アクティビティを入れて、その後はお昼ごはんやショッピングで屋内施設へ移動する動線にしています。
ヨシ 06:01
理由をちゃんと説明すると「ああ、じゃあ変えてみようかな」という方が結構いらっしゃいますよ。
ユウキ 06:09
マナーの話と同じで、「なぜ?」の一言を添えるだけで腹落ちしてくれますよね。僕のツアーも11時・13時スタートが多いので、この機会に時間変更を提案してみようと思いました。

3. 水分補給は「お願い」より「強制」

声をかけても半数は持ってこない。仕組みで補給させるのが正解だ。
ヨシ 06:40
注意喚起しても、半分くらいの人は水を持ってこないんですよね。
ヨシ 07:12
だから僕のツアーでは、夏になると集合場所をコンビニの近くに設定するんです。集合したらすぐ「ペットボトル持ってますか?」と確認して、持っていない人は強制的に買わせてます
ヨシ 07:56
海外では水を飲む習慣の教育がない国も多くて、水分補給の意識がそもそもないんですよね。
ユウキ 08:04
水を飲むというより、コーラやエナジードリンクで水分を取るつもりになってる方も多い。特に男性が水のペットボトルを買うのをためらう傾向がある気がします。
ヨシ 08:53
去年、居酒屋ツアーで1軒目から2軒目に歩いて移動している時に、アメリカから来た男性1人が気を失ったんです。仲間4人はずっと水を飲んでいたのに、その1人だけ「いらない」と言って飲まなかった。その状態でビールをガブ飲みしたから、脱水+アルコールで急性アルコール中毒のようになったんだと思います。
ヨシ 10:19
それからは、本当に場合によっては僕が水を買って渡すこともあります。
ユウキ 10:33
飲みツアーは特にリスクが高いですからね。事前に持っていった方がいいかもしれない、そこまでいくとね。

4. 熱中症が起きたときの対処法

焦らず3ステップ:血管の太い部位を冷やし、経口補水液を飲ませ、必要なら救急車を呼ぶ。
ヨシ 14:37
第84回でゲストのガイド・ユリさんに教えてもらいましたが、熱中症になったらまず冷やすこと。冷やす場所は首・脇の下・股関節あたり。血管が太く集まっているところです。
ヨシ 15:02
ドラッグストアで売っている、叩いたら急冷するパックが便利です。コンビニの氷を当てるのも有効。僕は実際に気絶したゲストに自販機の冷たい飲み物を5本買って首・脇・股関節に当てて、その後コンビニで氷を買って処置したら元気になりましたよ。
ヨシ 16:53
あと、コンビニでも売っている経口補水液が役立ちます。普通の水より体への吸収率が高くて、緊急時に効果的らしいんですよ。
ユウキ 17:19
海外ゲストは救急車を呼ぶと高額請求されると思って怖がることがありますが、日本は救急車を呼ぶこと自体は無料です。かかるのは病院での処置費用のみで、全額自己負担でも縫合処置で1〜2万円程度。
ヨシ 18:19
僕もアメリカで工事現場で腕の血管を切って救急搬送されたことがあって、その時の請求が6000ドル。現地の人に「安かったね」と言われましたよ。日本の医療費はアメリカの約10分の1です。
ヨシ 20:56
ゲストがパニックになっていたら、もうガイドの判断で強制的に呼んじゃうくらいでいい。命に関わることですから。
ユウキ 21:24
Airbnb経由のツアーなら、医療費補助をサポートに申請できるはずです。まずいことになった場合は躊躇せずに使いましょう。

5. ガイドが持つべき夏の装備と最終手段

グッズで乗り切るだけでなく、思い切って昼ツアーを休止する選択肢もある。
ユウキ 22:05
衣服にシュッとかけると涼しくなる冷感スプレー(シャツクール等)は、外国人ゲストへのネタにもなりますよね。「こういうの日本にあるんだ!」と喜ばれますし、SNSでも取り上げられています。
ユウキ 22:34
気になっているのが空調服。ファンが内蔵されて風を循環させる服で、ワークマンでベスト型が手頃な値段で出ています。ガイドが着ていたらネタになるし涼しいし、今年買おうかと。
ヨシ 23:49
エアリズム(UNIQLOの吸汗速乾素材)は下着として絶対マストです。これを着ないと汗じみができるし、着るだけでサラッと涼しく感じます。日本人はヒートテックとエアリズムは全員持ってますよね、もはや俳句の季語レベルで。
ユウキ 24:40
日焼け止めも必須ですね。持ってないゲストに自分のを貸してあげるくらいでもいい。無印などのスプレータイプなら手軽にサッとかけられます。
ヨシ 27:31
サングラスの話も出ましたが、欧米の方は目の色素が薄くて紫外線への耐性が低いので、サングラスが手放せない。「なぜ日本人はサングラスをしないの?」という質問は、会話のネタになりますよ。
ヨシ 27:48
そして最終手段として、7月・8月の昼間の新宿ウォーキングツアーは受け付けを止めています。ゲストとスタッフの疲労感と悲鳴を聞いて、これ以上はいかんと判断しました。朝の時間帯にずらそうとしても、デパートやゲームセンターが開いていないのでルートを組めない。だったら夜ツアーにするか、休止するか。
ユウキ 29:13
行ってみれば当たり前のことですが、ゲストも僕らホストも、暑さをちょっと舐めているところがある。まず自分たちが熱中症にならないこと。なったときには血管が集まる首・脇・股関節をすぐに冷やせるよう準備しておきましょう。人命には換えられませんから。
🔗 参考リンク
← 前の回#133_公開収録!AIツールと行動力で体験ツアーガイドをはじめよう!(ゲスト:あきこさん&せいじさん)次の回 →#135_[緊急ニュース]賠償責任保険(PLI)とは?8月からViatorで登録必須に!

同じタグの読み物

夏を甘く見るな
0:00 / --:--