1. Chromeの右上にある、似たようで違う二つの丸いアイコン
ChromeにはGoogleプロフィールとGoogleアカウント、似た顔アイコンが2箇所にある。
例えばGoogle Chromeを使っているとよく聞くのが、Googleアカウントを通して情報が共有されるみたいな。iPhoneとMacで情報連動してるよねってなった時に、これなんで連動しているの、逆に連動したくないのはどう設定するのか、ご存知ですか。
Chromeにパスワードを保存したら覚えてるじゃないですか。あれってGoogleアカウントに保存されてると思ってません?
あしさん、このまどろっこしいのいちいち覚える必要あるんすかね?
覚えておいた方がAIとのやり取りはスムーズになるよっていう。例えばGoogleプロフィールとGoogleアカウント、この2つの情報があった時にAIに間違った表現で指示を与えたら、話が上手く繋がらないよねとか。
僕が間違った言葉を1回使うだけで、AI側は誤解をしてしまって、結果として異なるものを出力してきてしまう。
シンプルに言うとGoogleアカウントに保存されているっていうわけではないんです。Googleアカウントは本人確認のための認証なんです。保存されているのはGoogle Chromeなんです。
URLバーがあって、その横にプラグインのアイコンがあって、さらにいくと自分の顔写真の丸がありますね。
そこの顔写真のアイコンがGoogleアカウントだと思っている方が大多数なんです。
これもうGoogleアカウントですよ、これは。違うの?
違うんです。新しいタブを開いた時にも、右上の方にもう1つ同じアイコンがあると思うんです。
Googleさんがこの似たような場所に同じアイコンを2つ並べるとお思いですか。これが明確に役割が違っていて、上の方はGoogleプロフィールっていう役割なんです。下の方がGoogleアカウント。
プロフィールとアカウントって同じものじゃないんですね。
ではないんですよ。上の方はプロフィールという言葉ばかり、下の方はアカウントという表記ばかりになる。つまりアカウントとプロフィールっていうのは全くもって意味が違うということなんですね。
2. なぜ「場所」を意識することが大事なのか
クラウド保存とローカル保存の違いを理解すると、AIとの作業で迷わなくなる。
これがのちのち関わってくる、ITの土台の部分になってくるんですけど、クロードのチャットはアカウントに覚えてるけど、クロードコードはアカウントに覚えてなくてパソコンの中やギットの中にあったりする。この時に、保存される場所がむちゃくちゃ重要になってくるんです。
これが平たく言うと、クラウドに保存されている、ローカルに保存されてるって僕たち表現するんです。
同じじゃないです。もう全然場所が違うんです。こういう部分の理解が、クロードコードの作業場所、どこにファイルを保存しているのかっていう理解に繋がってくるんですね。
自分は今どこのファイルをやり取りしてるのかをしっかり把握した状態でないと、この先結構不安になる。
よく似た部分で言うと、ダウンロードしたファイルあれどこ行ったっけとか、Googleドライブに入れたスプレッドシートあれどこ行ったっけみたいな。どこに保存しているのかを認識していると、もう捜すっていうことがそもそもなくて、目的の場所にたどり着ける。
プロフィールとアカウント、それが違うっていうこと自体がまず衝撃で。ローカルってなんか自分が持ってるパソコンの中にデータが入ってて、クラウドってインターネットで繋がってるどっかの雲の中にデータが保存されてるみたいな感じなんだろうけど。
自分で言われても取りに行けないみたいなことがあったりしたんで、このファイルの構造を理解しとくってことがこれからAIやITを使っていくのに必要なんだろうなって思いますよね。
そこを理解しておくと、AIが間違った操作をしてしまっても指摘ができるとか。
指摘できないっていうことは、コントロールできない領域があるっていうことになるんで。 自分が想定していない動きを取られてしまったらどうしようっていう不安に繋がる。
見ている画面の中に自分が知らない言葉があったり、知らない動きをされる。想定がつかなければ、何をしていいかが分からない。だから不安。この方程式が成り立つので、じゃあこれを解消していこうと思ったら、やることは1つなんです。知るってことです。勉強とかじゃないです。
3. プロフィールは家、アカウントは人
Googleプロフィールは「おうち」、Googleアカウントは「そこに住む人」というたとえ話。
じゃあこのブラウザっていうところで言うと、プロフィールとアカウント、この2つの認識は完全に理解はしなくても大丈夫なんです。ちょっとたとえで表現をしていくので。
このプロフィールっていうのは、自分の家だと思ってください。その他のChromeプロフィールっていうのがあるんですけど、これは他の家です。
家を住む場合って誰が住むのかっていう。ITの世界では1番最初に触れる人をオーナー、いわゆる所有者とカウントする傾向が強いんです。
じゃあこのプロフィールを家に例えた時に、この家の持ち主はどなたですか。これがプロフィールを作る時に最初に求められる画面と関わってくるんです。
そのどなたですかを差し示す行為がGoogleアカウントにログインっていうことなんです。つまりGoogleアカウントは人なんですよ。Googleプロフィールは、おうちなんです。
あ、じゃあこれ僕今プロフィール6個ぐらいある。おうちが6個あって。逆にアカウントの方も6個ありますと。
今表示しているプロフィール、この家の中に6名のGoogleアカウントのユーザーが同居してますってことなんです。
同居していていたら、じゃあこれなんでGoogleアカウントを分けたんですかって話になってくるんです。同居するんだったら同じGoogleアカウントで良かったんじゃないって話なんです。
ここで分けるぐらいなら最初から別のプロフィールを作った方がいいんじゃないかっていう話ですか?
別のとこに住んでいるんだったらアカウントを分けて1人暮らしするっていうのであれば意味合いは分かるんですけれども。同居するっていうことは、アカウント同士に何かしらの関連性がありますよねってことなんです。
4. なぜGoogleアカウントが増えていくのか
ほとんどの人は「アカウントを作る」つもりではなく「メールアドレスを増やす」つもりで作っている。
1つちょっと想像して欲しいのが、なぜGoogleアカウントを作ったんだろうなんです。おそらくGoogleアカウントを作ろうと思って作ったんじゃないんです。ほとんどの人は。
必要性が出てきたから作った。番組が今10個ぐらいあるから、それぞれの情報を作る際にGmailが必要だから新しくアドレスを作ろうと。
そうですね。でも多くのケースで、いろんな勉強会でトップオブザトップで出てくる言葉が、プライベートと仕事を分けたいなんです。
プライベートと仕事を分けるっていうのは具体的に何を分けたいんですかっていうとこなんですよ。
僕の場合はそれこそメールアドレスを分けて、仕事用のメール受け取るための仕事用のメールアドレス、あとはプライベートで受け取るべきものがあればそれ用のメールアドレスっていうのを作るためにアカウントを2つ持ってるっていう風になるかな。
ほとんどの人はここが目的なんです。用途を分けてメールアドレスが欲しいからGoogleアカウントを作ってるんですよ。でも作っている人はGoogleアカウントを作ってる感覚はないんです。メールアドレスを増やしてる感覚でアカウントを作ってるんですよ。
ここで知っておいていただきたいのが、GoogleアカウントとGmailアドレスは意味が違うってことなんです。
ただメールアドレスを作るっていうのは、プライベート用で受け取るポストがあればいいなんですよ。仕事用のポスト、プライベート用のポスト、なんなら捨てアド用なポストみたいな形で箱が分かれてたらいいはずなんです。
それはじゃあ1つのメールアドレスでも箱を分けることはできますよね?
そういうことなんです。それができるのがGmailなんです。標準の機能でそれを持ってるんです。となればアカウントを複数持つ理由ってないんですよ。シンプルに。
インターネットの世界ではアカウントっていうのはインターネット上における自分っていう人間をサービス側が個体として識別する識別情報なんですね。いわゆるマイナンバーみたいなもんです。それを量産するっていうのはいろんなところで自分を演じなきゃいけないってことなんですよ。
YouTubeプレミアム契約しますとか、GoogleのAIのプラン契約しますっていう時に、自分がAのアカウントなのか、Bのアカウントなのか認識せずに課金をヒョイヒョイしちゃったら。
アカウントがまとまっていないことによって、スマホでメールを見た時に、あれこの間までメールあったのに見れないとか。これアカウントが1つだったら今の話って全部問題起きないんです。
5. Gmailという同音異義語
「Gmail」という一言に、アドレスとアプリという2つの違う意味が同居している。
Gmailっていう風な表現をした時に1番最初にピンとくるのはおそらくGmailのアドレスのことを想像すると思うんです。だけどGmailで送信してってなった時に、ちょっと受け取り方が変わる人がいるんです。
僕だったらGmailで送信してって言われると、どのアカウントでっていう開始になるんです。アカウント1つしか持っていない人は、自分の持っているGmailで送信するっていう情報に繋がるんですよ。
Webで見るGmailの画面と、普段のGmailアドレス。これ言葉としては一緒なんですよ。
でも私のGmailアドレスはっていう時もGmailって言うんですよ。
それだけアカウントがあればあるほど、Gmailっていう言葉の中に自分が作ったアカウントの数だけの意味が入ってるっていうことですよね。
そうです。その通りです。いわゆるこれ日本語で言うところの、同音異義語なんです。同じ音で意味が違うってことなんです。
ブラウザで見るGmailの画面。あの画面のことは正確に言うとGmailクライアントアプリなんです。昔だったらOutlookとかThunderbirdとか、メールの設定をパソコンにして受信するみたいな使い方があったと思うんですけど、あれもメールクライアントアプリなんです。
でもGmailに関してはそこの設定がもうウェブ上で完結しているので、画面開けば使えるんです。メール機能っていう意味合いとメールアドレスという名詞、全く違うものがGmailという1つの表現に含まれているってことなんです。
6. 言葉の齟齬をなくすことがAIとの対話を変える
曖昧な言葉のまま話すと、人間同士でもAIとでも、コミュニケーションはずれていく。
いろんなAIを学んだりとか、AIからの回答が来た時に、短縮された言葉で表現されてしまうと、前後の文脈で人間側が理解しなきゃいけないんです。でもここに違いがあるという認識がそもそもなければ、間違いが人間側で起きるってことなんですよ。
これの積み重ねがIT怖いとか、IT苦手だなっていうところに繋がってくるんですね。
これがね、慣れなんです。いっぱい触れるしかないんです。
Gmailアドレス、Gmailアプリ。正式名称とは言わなくとも、ちゃんと知ったその意味。相手にとっても誤解がないように表現するっていうところを心がけていくと、これはAIに指示を出す時にも一緒なんですね。結局人間とのコミュニケーションもAIとのコミュニケーションも、齟齬で精度が変わってくるんですよ。
世の中の特にシステムエンジニアさんとか言われる方は、なんかコミュニケーションが、って言われたりすることがあると思うんです。
これは逆の目線から行くと、言葉の意味が曖昧すぎて何を基準にしていいか分からないから聞いてるってことなんですね。1つ1つの単語とか名詞とかを正しく認識してるってことなんですよ。
AIはその傾向があるんだけれども、文章前後のその流れで大体文脈を理解してくるんで、よし何上手いことやるっていうのが今のAIなんです。これをコンテキスト理解っていう。
コンテキストの部分を説明せずにこれやって、だと分かんないけども、こういうことがあって、こういう問題があって、これをこうしたいからこうしてくれるっていうところまで言えれば、多少間違った言葉を使っていてもコンテキストで理解してくれるってことですよね。
ブラウザ1つにしてもこういう違いがあるんだよっていう認識をしておかないと、今このプロフィールで入っているんだけどっていうのを説明したいのに、このGoogleアカウントで入っているんだけどって説明すると、AIは認識が違うってことなんですよ。ずれるんです。
7. 分からなくて大丈夫、一歩ずつ知っていけばいい
完全に理解できなくても、少しずつ知識を積み上げていけば十分。
今日話してもらったのが、Chromeプロフィール、Chromeアカウント。この辺どういうものだった?
プロフィールが家、そしてアカウントが人という理解。それぐらいの違いがあるんだっていうぐらいの理解でいいんじゃないでしょうか、まずは。
今回の話は、なんか分かるようで、やっぱよう分からん、こういう反応になったと思うんです。でも、もうそれで当然なんです。これが最初から分かってたら、ITが苦手とかっていう人たちが溢れることってないはずなんで、分からなくて大丈夫。だからこそゆっくり一歩ずつ知識を積み上げていきましょう。
次回はもしかしたらGmailのアドレス1つで、なんかいろんな持ち方ができるよっていう部分をお話しできたらいいんじゃないかなと考えてます。
今日はAIと付き合うには、やはり人間もそれなりに知識を授けていくことでより有効活用できるんだなということで、ちょっとずつ色々学んでいければいいなと思いました。
できるだけAIを触っていくことが、AIとかITとか、そういう慣れるっていうところの近道になると思うので、今更聞けないこととか、そんなことで考え込まなくてもいいと思うんで、いっぱいたくさん聞いてみていただけたらなと思ってます。